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服飾方法論

ライフスタイルを包括的に考える

有名ファストファッションブランドに対するコメントを少し

 2012年は「第二次ファストファッションブーム」だと勝手に位置づけております。もちろん「第一次ファストファッションブーム」とは,2008年頃に上陸したH&MとFOREVER 21とによる「黒船襲来」のときのことです。

 数あるファストファッションブランドの中でも,とりわけ有名であり,多くの方々がプロダクトを購入したことがあるであろうと思われるブランドに対して,一言コメントと主観的な補足を述べていきます。これからのショッピングの参考に少しでもなれば幸いでございます。

 ・UNIQLO

 「高品質がお手ごろ価格で手に入る」

 日本が誇るファストファッションブランドだと思います。原価率が30%後半に近いという驚きの噂を決定付けるかのような品質の高さは,数多くの業界人の方々からもお墨付きだと言われております。しかし,他のファストファッションブランドと比べて,価格設定が少し高めな「お手ごろ価格」であるということには注意が必要です。フランクに言うと,とりわけ安いというわけではありません。加えて,これまでの「ユニクロはダサい」とか「ユニバレしたくない」というようなマイナスイメージから脱却できたかのように思われているようですが,実際にそのようなことは無く,今でも「ダサい」と思います。シルエットが万人に見合うことを想定しすぎた結果として,全体的にボクシーになっているようです。トレンドを押さえきれない節が目立ち,この点で考えるとユニクロがファストファッションブランドとはいえないという意見にも頷けます。とはいえ,シルキードライのパンツはフィット感や機能的にも秀逸な一品であります。

 ・GAP

 「実力不相応」

 アメリカのファストファッションブランドといえばここです。UNIQLOさんはここの経営をモデルにしているそうです。少し前までは,履きこんでガシガシ洗って味が出るような丈夫な,良い意味で土臭いデニムやチノを作っていたと記憶していますが,最近はぺらっぺらの薄くて脆そうなものを売っていました。適正価格で売っていません。定価で買うのはおバカさんだけだと思います。シーズンオフのセールは勿論のこと,頻繁にキャンペーンやプロモーションなどを行っており,ふとしたときに定価の40%オフで買うことが出来たりしますから,もしもこちらでプロダクトを購入しようと考えているのであれば,値段をしっかりとみていくことをおすすめします。アメリカのブランドにしてはシルエットが比較的に細くなってきているという点と,トレンドをそこそこにおさえているという点は高評価としたいところです。

 ・H&M

 「ファストファッションの雄」

 ハイブランドとのコラボで話題づくりを絶やさず,もしかしたら一番ファッショナブルなファストファッションブランドなのかもしれません。定価自体はそこまで安くないからか,プロダクトそのものはバカみたいにぺらっぺらであったりせずに変に安っぽくはないような気がします。私は買いませんが。

 ・FOREVER 21

 「逆輸入しまむら」

 もうコメントの通りです。デザインも素材感も,商品の陳列でさえもチープな感じが漂っています。陳列がチープなのはおそらく,客が悪いのでしょう。経営者が悪いのかもしれません笑

 ・ZARA

 「ドルガバが着たいけど...そんなあなたに」

 ここは自社でデザインもしているだけあって,他のファストファッションブランドとは頭ひとつ抜きん出て,ファッショナブルであるように感じます。シーズン毎に,「これドルガバで見たな」なんて商品がけっこうある気がします。ファストファッションブランドはどのブランドもパクりデザインだとはいえ,ここまで露骨にやる度胸は逆に評価に値します。シルエットは断然細身です。ジャケットが豊富であり,スーツまで売っていますので,一見の価値有りだと思います。ネガティブな点を挙げるとすれば,品質が悪いことです。定価がそれほど安いわけではない(本国スペインが位置するヨーロッパでの販売価格の約1.5倍)点と相俟って品質の悪さが際立っております。セールになれば驚きの割引をしますので,ぜひともセール時にどうぞ。

  以上,5つのブランドについて触れてみました。他にもたくさんのファストファッションブランドがあるのですが,取るに足らないものは抜いちゃいました。

(2013/1/30 11:23)